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ピサヌロークより

sam1408.exblog.jp

単身赴任日本語教師の現地便りです。

ラチャパット大学

先週につづき、漢字の習得が遅れている1年生を呼んで補習をしました。
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王室の支援でつくられた、全国各地に40校あるラチャパット大学というのは、詳しくは知りませんが、大学に行けない子を救済し、入学させるという大原理があり、そしてこの「行けない」には経済的に、という意味だけでなく学力的に、もあるそうで、だから中には、おそらく前者で、うちの大学にはもったいないと思われるような学力の子も入って来ますが、他方、毎年、なぜこんな子が大学に来るのかと首をかしげるような子が、相当数、入学して来ます。

かくして去年も、わが人文学部日本語学科には48名が入学し、1年生の文法、漢字の両方を受け持っていたので僕もせいいっぱいの情熱と時間、労力をさいて後者の子たちに補習を繰り返しましたが、結局10名ほどが退学、および他の学部へ転籍しました。

みんな、性格的には、それはそれはいい子たちばかりだったのですが…。

さて、今年の子ら(僕は漢字だけ担当)はどうなりますか…。
by sam1408 | 2016-11-16 22:37 | 日本語教育